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顎関節症の3大徴候の1つに「口が大きく開かない」ということがあります。
これは下顎頭の上方にのっているべき関節円板が前方に落ちていて、正しい位置に戻ろうとしても、下顎頭に引っかかって復元できないために、口が大きく開かないのです。
一方、大きくあくびをしたり、歯科治療などで長時間口を開けていると、顎が外れて口が閉じなくなるのは、逆に関節円板が下顎頭の後方に落ちて、正しい位置に復元できないでいる状態なのです。
どちらの場合も、前方、後方の違いはありますが、関節円板が正しい位置に復元できないために生じることです。
また、関節円板が正しい位置に戻ったり、落ちたりする人は、「カクッ」「カクッ」という音(クリック音)がします。
噛み合わせが悪いと、将来、いったいどんなことが起こるのでしょうか。
虫歯や歯周病は、患者さん自身で自覚したり、歯科医から説明を受けると、自分の状態を把握することができます。
しかし、自分の噛み合わせについて自覚している人はほとんどいませんし、歯科医院で医学的な説明を聞いても、何を言われているのか難しくてチンプンカンプンという人がほとんどではないでしょうか?そこで、わかりやすく、噛み合わせが悪いことによるデメリットをいくつかあげてみます。
奥歯に過度の負担がかかり、歯が磨り減ったり、歯の根元が折れやすくなります。
その結果、奥歯がダメになると前歯に負担がかかって、将来、出っ歯になったり、さし歯が外れやすくなります。
顎周辺の筋肉が正しく運動をしていないので、慢性的な肩こり、偏頭痛、耳鳴り、不眠症などが起こりやすくなります。
顎がズレることにより、頭の位置のバランスを取ろうとして、頚椎に異常な屈曲を生じ、バランス感覚が悪くなり、それに付随したいろいろな不定愁訴(倦怠感、めまい、生理通など)が生じやすくなります。
奥歯の噛み合わせが悪いと、結果的に前歯も歯並びが悪くなる人が多く、でこぼこの歯並びでは、ブラッシングがやりづらく、歯周病や虫歯の原因になってしまいます。
噛み合わせのいい人は数%で従来、歯科医院に来る人は、虫歯のチェック治療がほとんどでした。
しかし、最近は、顎関節症という言葉を日常的に使う人も増え、噛み合わせの具合悪さを訴える患者さんが年々増えてきています。
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